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金融基盤プロジェクト 2017-2020

現代社会では、テクノロジが利用者の行動変容を引き起こす事例が近年多々見られています。例えば、 Amazonは、人の物の購入の仕方を変え、 Spotifyは音楽の聴き方を変えました。ファイナンス業界においても同様で、今までのビジネスモデルが有効でなくなる時期が面前に迫っていると考えられます。その片鱗はすでに北欧では顕著で、カードの利用は80年代から社会に浸透していたのに加え、ここ数年Mobile Payという少額決済の仕組みが社会に浸透し、現金を持ち歩かない人が増えています(詳しくはこちら参照ください「デンマークの電子決済サービス<モバイルペイ>」「北欧で急速に普及した電子マネーの秘密」)。多くの銀行の窓口で現金取り扱い業務がなくなり窓口の閉鎖が続いているなど、金融の仕組みへの激しい揺れ動きが、国レベル企業レベルそして個人レベルで見られています。

2017-2018までは、デンマークのフィンテック・スタートアップCoherraでラボマネージャとしてプロジェクトを実施しました。金融分野で顕著な変容を見せる世界でも無二のエリア、デンマークから金融に特化したデジタル・プラットフォームを提唱しようと、基盤技術を模索、ブロックチェーンやAIの活用を試みていました。提供しようとするシステムは、プラットフォームであり、金融商品がなければ空き箱ですが、金融に特化したプラットフォームとして必要不可欠な要件を満たす枠組みを提供することを使命としていました。例えば、金融分野では欠かせない「信頼性」や「法的制約」を確保するための仕組み、金融商品の価値をサポートする情報提供の仕組みなどが挙げられます。(Coherraでの取り組み)

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